弱いメンタルがFXのトレードに与える悪影響【知ることが大切】

投資・トレードの勉強

トレードをしていると「トレード手法通りやっていれば勝てたのに!」「ルールを守っていれば損しなかった!」と思うことはないでしょうか。

 

トレード手法で得られたチャンスをあえて無視をしたり、逆に手法以外で得られた判断材料で「チャンスだ!」と嬉しくなり余計なことをしてしまう。

これらのミスは手法やトレードルールを改善したところで、なくすことは難しいです。

なぜなら、どれだけ優れた手法やルールだとしてもそれを扱っている私たちトレーダー自体がミスを犯すからです。

 

つまり、ミスの原因は手法・ルールではなく、私たちトレーダー自身にあるということです。

その具体的な原因は私たちの心、いわゆるメンタルです。

 

本記事では「メンタルがトレードに与える悪影響」をまとめます。

影響を知ることで「気をつけよう」と意識が働くため、心理面の対策は「まずは知ること」が大切です。

また、客観的に「自分の精神状態」を判断するのにも役立ちます。

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トレードに感情が入ると起きる悪影響

本記事のタイトルにある「弱いメンタル」と聞くと、「臆病」や「神経質」とマイナスの感情が連想されるのではないでしょうか。

しかし、FXのトレードにおける「弱いメンタル」とはプラスの感情に偏りやすい場合も当てはまります。

メンタルにトレードの行動や判断を左右されないことが重要です。

それぞれの感情がもたらす悪影響を見ていきます。

怒り・復讐心

怒りや復讐心は、正しい判断に必要な冷静さを完全に失わせます

「負けた金額を必死に取り返してやろう」「自分の予想を当ててやろう」と相場に対して敵対心をもつことになります。

資金の使い方が荒くなり、ルールを無視する行動を取ってさらに負けて復讐心が増します。

神経質・イライラ

神経質でイライラを募らせると、集中力を失って充分な判断をしなくなります。

値動きに対するイライラは、性急な利益確定やポジポジ病の原因になります。

また、トレード結果(収益の伸び)に対するイライラは、損切りの遅れやギャンブルトレードの要因になります。

惨めさ・悲しみ

惨めさや悲しみを背負うと、すべての考え方が悲観的になり行動する意欲がなくなります。

連敗したり大きな損失を出したとき、次のトレードに対しても同じような失敗をすると悲観的になります。

悲観的になると正しい情報判断をできなくなるほか、トレードをする意欲自体もなくなります。

幸福感・うれしさ

幸福感や嬉しさで頭がいっぱいになると、注意を払わなくなり慢心した考え方になります。

トレードで勝ったあとのうれしさを持ち越すと、次のトレードでも勝てるという確信(幻想)を抱きます。そうなると損切りラインを設定しない、普段より大きなポジションをとるように動きます。

大きな敗北の始まりです。つまり、コツコツドカンの原因になります。

期待感・希望

期待感や希望で胸がいっぱいになると、楽観的になり自分の思い通りに物事は運ぶと過信するようになります。

また、思い通りにならなかったときには相場や手法に対してひどい失望感や絶望を抱きます。

それに伴って「怒り」「悲しみ」を誘発させる負の連鎖が働きます。

自尊心

自尊心は自分のミスや間違いを認められなくさせ、負けを取り返そうと躍起にさせます。

自尊心を傷つけられる痛みよりも含み損に耐える苦痛に耐えられなくなったとき、ようやく損切りをするようになります。

つまり、損切りがとても遅くなり無用な損失を増やすのです。

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「恐怖心」が最大の問題

メンタルの中でも「恐怖心」はトレードにおける最大の問題です。

トレードで負けた経験を重ねるほど、大きな損失を出す経験をしたほどトレードに対する「恐怖」が増していきます。

「負け=損失=自分に対する脅威」と感じるためです。

脅威を感じたときに「恐怖心」が働くように人の脳は作られています。

「恐怖心」が働くと身体的には「緊張」や「動悸」が反応として現れます。

精神的には「思考の視野が狭くなる」「逃避行動をする」という心理が同時に現れます。

この心理がトレードに悪影響を及ぼします。

恐怖心の悪影響

視野が狭くなるとは脅威に対して思考が釘付けになり、他の要素を考えられなくなることです。

思考が「負けない戦略」に偏るので、「勝てるシナリオ」ばかりを考えて「損するシナリオ(損切りパターン)」を考えられなくなります。

勝てるシナリオに固執し、予測に反する相場の動きは「相場の方がおかしい」という幻想を抱きます。

 

予測に反する相場の動きを認められないので、逃避行動をするようになります。

具体的には、自分の都合の良いファンダメンタル材料や売買サインだけを好むようになります。あるいは、自分の都合の良いように相場の情報を解釈します。

 

このようにして、都合の悪い相場の動きから逃避して精神的安定しようと、つまり恐怖心を払拭しようとします。

その結果、柔軟なトレード戦略や判断を実行できずにミスを繰り返します。

恐怖心で起こる最大のミスは損切りができずに含み損を限界まで膨らませてしまい退場することです。

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まとめ

優れた手法やルールを持っていてもメンタルコントロールができていないと、その手法やルールの効果は充分に発揮できません。

様々な「弱いメンタル」はトレードに対して悪影響を及ぼします。

怒り・復讐心:冷静さを失う、資金の使い方が荒くなる
神経質・イライラ:集中力の欠如、せっかちになる、ポジポジ病
惨めさ・悲しみ:悲観的な思考、トレード意欲の減退
幸福感・うれしさ:不注意、慢心、綿密な戦略を立てない
期待感・希望:楽観的、過信、反動として失望感を抱きやすい
自尊心:自分のミスを認められない、損切りをしない
恐怖心:視野が狭くなる、逃避行動をする、損切りをしない

これらのメンタルが及ぼす影響を頭に入れて意識することが、メンタルコントロール力を成長させるのには必要です。

影響を知っていることで、客観的に「自分がいまどんな精神状態なのか」を判断できるからです。

 

優れた手法やルールを作ることも大切ですが、もっと根本的である自分の精神面を鍛えることも大切です。

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