トレードルールを守れない原因は「ペナルティの意識」が低いから

投資の勉強
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「FXで勝ち続けるためには、トレードルールを守り続ける必要がある」
「トレードルールに従ったエントリーと損切りをしなければ、いずれ大負けする」

このようなことは、書籍やブログ、SNSやYouTubeなどいろんな場所で多くの人が語っています。それを見て「トレードルールは守らなきゃいけない」「正しいルールに従い続ければ勝てる」と頭では理解していると思います。

しかし、分かっているのに「ルールを守ること」を実践できないと悩んでしまうことも多くの人が経験しています。

そして、ルールを破って利益を出すことよりも「ルールさえ守っていれば…損はしなかった」と後悔するパターンがほとんどです(経験談)。

この「頭ではわかっているのに、ルールを破ってしまう」という問題の原因はどこにあるのでしょうか?守れないトレードルールにあるのでしょうか?

違います。

原因はルールを破る自分自身にあります。トレードルールに対するペナルティへの意識が低いことが原因です。

社会のルールや法律、慣習、マナーをきっちり守る責任感がある人でもFXにおいてはルールを破ってしまうことが大概です。

本記事では、社会のルールとトレードルールの違いから「トレードルール」を守れない原因をまとめます。また、ルールを守れるようになる方法(意識)もまとめました。

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「社会のルール」と「トレードルール」の違い

結論として、社会のルールとトレードルールの違いは

ルール違反をしたとき、具体的かつ確実なペナルティが想像できるか否か

ペナルティとは罰則、あるいはリスクです。日常生活で体感していると思いますが、罰則やリスクはルール違反の抑止力になります。

しかし、トレードルールでは明確なペナルティが意識しにくいので簡単にルールを破ってしまいます

社会のルール

社会のルールや法律、慣習、マナーは違反したときには

罰則:注意、逮捕、処罰、社会的制裁 など
リスク:自分の評価が落ちる、信頼されなくなる、人に嫌われる など

という罰則やリスクが目に見えて分かっています。

法律やマナーなどは社会や人々、人間関係を守る目的で設定されるものです。そのため、ペナルティは明確化されています。あるいは、想像することが簡単です。

また、人間は「得をしたい」という思いよりも「損をしたくない」という意思が強い(プロスペクト理論)ので、明確化された罰則やリスクのことを考えてルールを守ろうとします。

簡単に言えば、「ルール違反をしたらほぼ確実に責任を負わされる」からこそルールを守って責任ある行動がとれているのです。

トレードのルール

一方で、トレードルールを違反したときのペナルティは曖昧です。

トレードルールは自分の意思のみで設定するものです。そのため、具体的なペナルティが決められているどころか、自分にペナルティを科す第三者すら存在しません。すべて自分の中で完結しています。

ルールを破っても、逮捕されることも無ければ、誰かから信用を失うこともありません。ペナルティを食らうまでは「そのペナルティがどのくらい痛いものなのか」認識するのは難しいです。

また、社会的なルールには「ルールを守れば、自分自身が守られる」という「認識と結果」に普通は矛盾がありません。しかし、トレードは不確定要素(運やルールの正しさ)があるので

ルールを守っても、その1回のトレードでは負けることがある
ルールを破っても、その1回のトレードでは勝ってしまうこともある

このような「認識と結果」に矛盾する例があるから自分の頭の中でトレードルールを破る口実を作ってしまいます。

 

連勝して有頂天になっているときは、自然とペナルティを意識しないでルールを軽視するようになります。トレードで負けても、相場や運など自分以外に責任転嫁することもできてしまいます。

トレードでは、自分で設定したルールを破ったらどうなるかという具体的なペナルティが明確でない、あるいは確実に罰を受けるわけではないのです。

そのため、自分の行動に対して明確な責任を意識しずらいので、ルールを破ってしまいます。

自分のトレードに責任を持つべき理由はこちらの記事

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ルールを守れるようになる方法(考え方が大切)

FXでは「自制心」が非常に重要になってきます。自制心とは感情を抑える能力、そして、トレードルールに従う力です。ルールを作ること自体は簡単なことですが、そのルールを守り続けることは非常に難しいです。

その難易度を下げるような考え方をまとめます。

トレードルールを作る”意味”を考える

トレードルールを作る意味とは、不測の事態やメンタルを乱したときにも一貫したトレードができるようにすることにあります。

人間は想定していないこと(不測の事態)が起きたときには動揺します。冷静でいられなかったり、感情的になりやすいです。そのようなときこそ、一瞬の判断が生きるか死ぬか(資産を守るか損失を被るか)明暗を分けることもあります。

そういったメンタルを乱して判断力が低くなっているときにでも、迷わず判断できるようにするのがトレードルールです。

トレードルールは迷ったときにどうするかのガイドラインではなく、どんなときでも迷わないようにする判断基準です。

トレードルールはシンプルでOK

トレードルールは複雑なものではなく、シンプルなものがいいです。

複雑であればあるほど、ルール違反か否かの線引きが増えて無駄な判断が多くなります。例外も増えるので「今回は例外だ」といって、他の基本的なルールを破る可能性も高くなります。

世界のトップトレーダーや投資家らの成功の秘訣をまとめた書籍「マーケットの魔術師において紹介されている成功者のトレードルールはシンプルなものが多いです。

例えば、

ナンピンをしない・重要な経済指標前後ではトレードしない・感情的になったらトレードから離れる・損切りは早くする・ストップを入れる・トレンドに従う・毎日反省する・上手くいかないときはlot数を減らす・何でも鵜呑みにしない etc.
そして、1番重要かつシンプルなルールは「ためらうことなくルールに従う」というルールです。

ルールに対する3つの意識

①ルールを守ったときに得られるメリットを具体的に考え、理解する
自分が設定したトレードルールを守ったときにどんな良いことがあるかを考えましょう。
例えば、損切りが早くできるようになる・強制ロスカットがなくなる・優位性のあるエントリーが選別できる など
 
ルールを守る意義を自分の中に作ることが1つ目のポイントです。
②ルールを破ったときに生じるペナルティを具体的に考え、把握する
本記事でさんざん出てきました。ペナルティを意識することです。
ルールを破ったときにはどんなペナルティが自分に降りかかってくるかを考えましょう。
例えば、強制ロスカットのリスクが増す・負け続ける(勝てなくなる)・資産が減る・惨めな思いをする など
ルールを守る責任はどういうペナルティからくるのか肝に銘じましょう。
③ ①②を踏まえた上で、ルールを守ることを最優先する

ルールを守る意義とルールを守る責任を持った上で、トレードの判断はルールを最優先しなければなりません。

例えば、損切りをするルールなのに損切りしたくないと思うのは、自尊心が原因です。自分の間違いを認めるのは自尊心が傷つくのでルールを破ります。

そうではなく、ルール最優先。潔く間違いは認める。

「正しい判断をすること」に集中することが大切です。

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まとめ

「トレードルールを守れない原因」と「守れるようになる方法(意識)」について解説してきました。少しでも本記事の内容が参考になったのならば、嬉しいです。

以下に要点をまとめます。

トレードルールを守れない原因

ルールを破ったときのペナルティ(罰やリスク)が明確に意識できないから
ルールを破ったとしても勝ってしまう・守ったとしても負けてしまうことがあるから(認識と結果の矛盾)口実を作りやすい
 
トレードルールを守る方法
ルールの意味:どんな時にでも迷わない判断基準となるのがトレードルール
シンプルなルール:もっともシンプルかつ重要なルールは「疑いなくルールに従うこと」
ルールに対する意識:ルールを守る意義と責任を具体的に考え理解する

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