衝動的なトレードをやめるためには【直感と戦略思考を知る・鍛える】

投資・トレードの勉強

私たち人間は、進化する過程で複雑な感情・心理を獲得してきました。また、乳児から子ども・子どもから大人に成長するにつれて多くの感情を知ることになります。そして、その感情を言葉で態度で行動で表現します。

プラスマイナスの感情に区別なく多くの感情は、私たちに衝動を与えます。衝動とは、目的を意識せず心に突き動かされるままに何か行動を起こそうとする心理です。

・絶対に負けたくない、大きな利益を出したい恐怖と強欲
・チャンスかもしれない、どうにでもなってしまえという希望と失望
相場の動きを当てられる、相場に裏切られたという過信と無責任

このような気持ちを持っているとトレードに感情を乗せやすくなります。つまり、衝動的なトレードになります。衝動的なトレードは、成功できる根拠たる根拠がどこにもないので失敗する可能性が高くなります。

衝動的なトレードしている時は、この「衝動」を「直感」だと勘違いして自信に満ちた行動を取ります。そして、損をした後に冷静になって「なんであんなことをしたのだろう」と後悔します

このような衝動的なトレードをやめるためには2点の対策があります。

戦略的に考える癖を付ける。(論理的思考を身につける・感情論を避ける)
「衝動」と「直感」の違いを知る。(直感を鍛え、衝動を抑える)
今回は「戦略的思考とはなにか」「直感とはなにか」についてまとめます。
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戦略的思考とは

戦略的とは、「目的と手段がはっきりしている」「その手段を選んだ理由や根拠がきちんと説明できる」ということです。さらには、大局的に、中長期的に、論理的に考えられている必要があります。

戦略的の4つのPOINT

①目的が明確に設定されている(どういう結果を得たいか)
②手段がその目的に集中している(ほかの目的に寄り道していない)
③その手段を選んだ理由を論理的に説明できる
④選択と集中によって可能な限り効率的な手段と言える
 
これをトレードに具体化すると
①目的は売りか買いかで利益を獲得すること
②トレード手法やルールに従っている(スリルを求めていないか?衝動的ではないか?)
③そのポジションエントリー(売買)をするに足りる根拠がある。勝算、期待値はどのくらいか?
④限られた資金の中で効率的なロット数(掛け金)である。相場のボラティリティが適切である。
などと例えることができます。
 
このような戦略的な判断には大局観が必要になってきます。
大局観とは、今はどのような状況でこれから先にどうしたら良いのか状況判断ができる力、全体を判断できる目のことを言います。
相場の大局を掴むには、エリオット波動理論を学ぶのがおすすめです。

論理的とはなにか

さらに深掘りして、論理的思考(ロジカルシンキング)についても簡単にまとめます。

論理的とは「明確な主張があり、筋の通る根拠がある」ということです。つまり、論理的に考えるというのは「結論は何か」+「その理由は何か」を考えることです。

例えば、

主張:ドル円はここから価格が下落する
理由①:なぜならファンダメンタルで〇〇が予測できるから
理由②:なぜならテクニカルが売りシグナルかつ大局でも下落トレンドだから

「明確な主張」と「それを裏付ける根拠」をもって相場を予測するのが理想的です。

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直感と衝動の違いはなにか

衝動と直感は似ている点があります。それは「何も無いところから突然のひらめきが降りてきたような感覚」になることです。しかし、実際は異なります。

衝動は私たちの「感情」からくるものであり、衝動に従った行動というのはだいたいは失敗に終わります。ひらめいた感覚になるのは、ただの誤認識です。

一方で、直感というものは「知識と経験」からくるものです。日頃の知識や経験の積み重ねが脳の無意識に詰まっています。それらが、頭の中で繋がると直感として「ひらめき」が降りてきます。思考回路のショートカットのようなものです。

もとが知識や経験であるため、直感に基づいた行動は多くの場合で良い結果をもたらします。

棋士である羽生善治さんは、著書「決断力で直感についてこのように語っています。

直感によってぱっと見て「これが一番いいだろう」とひらめいた手のほぼ7割は正しい選択をしている。

(直感力は)まったくの偶然になにも無いところからぱっと思い浮かぶものではない。たくさんの対局をし、「良い結果だった」「悪い結果だった」などの経験を積み重ねのなかで「こういうケースの場合はこうした方がいい」という無意識の流れに沿って浮かび上がってくるものだと思っている。

つまり、直感力を鍛えるには日々の知識と経験の積み重ねが必要ということです。

天才的に見えるトレードもいきなりできる技でもないようです。

直感が優れたトレーダーたちは、日常的にテクニカルやファンダメンタルの勉強を繰り返し、多くの相場でトレードを経験しているということですね。

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まとめ

衝動的なトレードは、成功する根拠もなく感情にまかせてトレードをするので失敗する可能性が高くなります。

そのような衝動的なトレードをやめるには「戦略的な思考」「衝動と直感の違い」を知ること・鍛えることです。

要点を3つまとめます。

戦略的な思考とは、目的と手段がはっきりしており、論理的にその手段をとれる根拠を示せることである。
論理的とは、明確な主張とそれを裏付ける根拠を説明できることである。
直感とは、日々の知識と経験が積み重なってできたものである。そのため、ひらめきは正しいことが多い。
意識的に戦略的思考と直感を鍛えて、衝動的なトレードをやめましょう!

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