FXで利益額など数字を目標にするのがNGな3つの理由【目標の立て方】

投資・トレードの勉強

向上心のある人や野心に満ちた人は短期から長期にかけて目標を立てることが多い傾向にあります。そして、一般的に言っても「目標を立てる」ことは良いことです。

勉強や仕事、スポーツなどに関して、短期・中期・長期の目標をしっかりと立てることは以下のようなメリットがあります。

目標がそれをやることに対するモチベーションになる
計画を立て、やるべき重要なことへ集中できる
どのくらい達成、成長したのかの基準になる
達成したときには自身がつき、失敗したときには学びがある
成功する人は「必ず目標(夢)があり、それに向かって頑張っている」と言っても過言ではないでしょう。逆に、目標を持たない人は集中力が無かったり、あれこれと多くのことに手を出して中途半端な結果に終わる傾向にあります。
 
「目標を立てること」は成功するために役立つ行為と言えます。
しかし、FXや投資に関してはこの目標の立て方を間違えると、トレード成績に悪影響を与える可能性が大きいです。
役に立たないどころか、有害になるケースもあります。
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FXにおける「悪い目標」と「良い目標」

「悪い目標」とは、期間に関係なく金銭的な目標や利率や勝率、回数を目標にすることです。
1週間に5万円、1日に1万円稼ぐ
月の利率5%、トレード勝率を70%にする
1日にトレード(エントリーと決済)を10回やる
「良い目標」というのは、上のような”数字の目標”ではない“行動に対する目標”です。
エリオット波動理論を勉強して、使えるようになる
損切りを正しいタイミングでできるように実践で学ぶ
投資・FXに関する書籍を月に3冊読むようにする
 
会社や学校では、営業成績や売り上げ・テストなどの目標は具体的な数字で掲げることが多いと思います。これらの場では、この数値的な目標は仕事や勉強に悪い影響を与えることもありません。
「営業利益を前年よりも20%アップさせる」「5教科テストで平均85点を取る」などは何の変哲も無く普通の目標に見えるでしょう。
 
しかし、FXに関してこのような数字で目標を立てることはおすすめできません。トレードに悪影響を与える可能性が大きいです。
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数値的な目標がNGな3つの理由

トレードに余計なメンタルが入りやすくなるから

トレードに関して、怒りや恐怖あるいは喜びや興奮などの感情(メンタル)を入れるのはよくありません。混ぜるな危険です。なぜなら、やるべきだった正しい判断ができなくなるためです。

感情的な本能に従ったトレードは損切りを遅らせたり、無駄なトレードを増やします。理性的な規則(トレードルール)に従ったトレードを目指さなくてはなりません。

しかし、目標を数値的なものにするとトレードに感情が入りやすくなります

例えば、1日に5000円稼ぐことを目標にしたとしましょう。

その日、5000円より稼げていない場合

焦ります。嫌な気持ちになります。その結果、チャンスでもないのに無理矢理なエントリーをします。無謀なトレードをしてしまい、結果的に損することは多いです。

その日、5000円くらい稼げている場合

嬉しくなります。これ以上損したくないと思います。その結果、チャンスや期待値の高い場面が訪れても、トレードを避けようとします。自分の利益に心理的限界を作ることになります。
含み損になったとき
損切りとは「1日5000円」という目標に遠のく行為になるので、損切りをためらうようになります。そして、含み損が膨らみ「こんなはずじゃ無かった」と悲しくなります。
メンタルがトレード判断に入ってしまうと、するべきだった判断ができなくなります。よって、目指すべき「損小利大」の実現が難しくなります。

自分の力だけでは達成不可能であるから

「週に6万円稼ぐ」や「1日5000円稼ぐ」という目標がそもそも自分自身の力だけではどうにもなりません。

相場には、トレンド相場とレンジ相場があります。トレード手法やトレードルールにもよりますが、利益を出せる相場はそれぞれ限られています。また、重要な指標や突発的な要人発言もあるので、ギャンブル要素(運の善し悪し)も相場に含まれます。

どれだけ努力をしたとしても、利益が増えるかどうかは究極的には相場次第です。ここに、数値的な目標が頭の中にあると自分の力だけでなんとかなると発想してしまいます。

自分の思い通りの相場にならないと強いフラストレーションを感じる
自信過剰になり、押目やシグナル点灯を待てない
期待値の低いトレード、ギャンブルトレードを狙う

そして、無用な損を増やすことになります。

目標未達成のときに学びがない

数字を目標にした場合、それを達成できなかったときには「あ~あ、今回は目標の利益額にいかなかったわ~」と残念に思うしかできません。

「数値が上回ったか下回ったか」に意識が偏ってしまうので、達成でも失敗でも“学びが無い”という結果に終わります。

目標のメリットのひとつとして、「失敗したときに学びがある」ということを紹介しました。なぜその目標を達成できなかったのかを考え、改善することが目標の1つの意義でもあります。

特に、トレードを初めたばかりの頃は改善しなければならない部分は技術面にしても心理面にしても山のようにあります(よっぽどの天才ではないかぎり)。

この数値的な目標では、トレードの結果に対して一喜一憂するだけになります。

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数字は行動の結果にすぎない

月の利回りや収益額、勝率というのは、あくまで行動に対する”結果”でしかありません。

正しい行動(エントリーや損切り、利益確定)をすれば、その数字は良くなります。反対に悪ければ、数字は悪くなるでしょう。

この数字というのは、それまでの自分の行動を評価する手段にはなります。

自分のトレードの分析や改善、調子の良し悪しを計る指標として記録することは良いことです。(一喜一憂しないことが前提)

しかし、その数字を目標とするのはおすすめできません。

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まとめ

トレードにおいて、悪い目標というのは「数値的な目標」です。以下に3つの理由をまとめます。

トレードに感情が入って、正しい判断ができなくなるから
数字は相場の状況に影響するため、自分の力だけでは達成できない
目標の達成に失敗したときに、学びや改善案がないため

FXでは、行動を目標にすることがおすすめです。

例えば、

損切りができるようになる・投資関連の本を〇冊読む

投資知識を勉強する・投資理論や心理効果を身につける

このような行動に対する目標は、自分の力のみで達成可能となります。

正しい判断をする意思決定力を培えるほか、失敗したときにもその理由は見つけやすく、具体的な改善案を立てやすいです。

数字を目標にするのではなく、行動を目標にしましょう!

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