人が「自分を変える」ことが難しい理由【不満 vs 不安】

from 書籍
この記事は約3分で読めます。

現状に不満があったり、誰かに憧れたり、理想の自分を想像して人は「変わろう」とします。

あの人みたいな素晴らしい人に、新しい自分に生まれ変わろう

〇〇を習慣づけてより良い生活を手に入れよう

自分の性格を変えて人間関係を良くしよう

初めは頑張って「変わろう」としてみるも

上手くいかず、習慣づけようとしても続かず、性格を変えることは難しく

「どうして自分は変われないのだ…」「自分なんかどうせ変われないんだ!」と悲しい気持ちになる方もいるでしょう。

「変わること」を諦める前に、変われない理由を知ってはみませんか。

そう、人がなかなか変われないのには理由があります。

それは生物に備わるホメオスタシス(恒常性維機能)という機能が関わってきます。

スポンサーリンク

ホメオスタシスとは

人がなかなか変われない理由はそもそも脳の構造上に由来しています。

そのため、「変われない自分」を卑下することはありません。

生物の脳は変化に抗うような構造を取っており、現在の状態を一定に保とうとする機能が備わっています。専門用語ではホメオスタシス(恒常性維機能)と呼ばれています。

例えば、「体温調節」や「免疫力」がわかりやすいです。

・外部の暑さや寒さに応じて体温調節して、体調を保ち活動する。

・ウィルスや菌が体内に侵入したときにそれを排除しようと免疫細胞らが働く。

いずれも健康な状態に保つために、外部からの影響に対して抵抗力を発揮します。

他にも「ダイエットからのリバウンド」や「3日坊主」も挙げられます。

・痩せようと思っているのに体重はなぜか減らない、以前の体重に戻ってしまう。

・年始に目標を立てても途中でつまずくこと、継続が途切れると自然消滅してしまう。

ホメオスタシスは身体だけではなく、私たちの脳や心にも機能します。

現状からの変化に対して良くも悪くも抵抗力を発揮してしまいます。

「変わる」と言うことは、生物の本能であるホメオスタシスと綱引きをして、勝つことです。

そのため、大変エネルギー(意思力や行動力)のいることになります。

スポンサーリンク

「自分を変える」ときのホメオスタシス要素は「不安」

あなたが「変わる」と決めたと言うことは、現在の状態に「不満」があるということでしょう。しかし、なかなか変われない自分がいるというからこそ悩む。

何が抵抗力として働いているのでしょうか?

それは、新しく変わった自分に何が起こるか分からないことから生じるこれからの「不安」です。

・現在よりも生活や人間関係が良くなる保証はない

・努力したからといって幸せになる保証もない、無駄になるかもしれない

・現在の自分の延長線上から外れるため、未来が予測できない

・途中で挫折して元の自分に戻るかもしれない

・今までの楽しい時間(趣味や娯楽)を犠牲にする

・周りから否定されるかもしれない

「変わる」ことには「不安」がつきまといます。

現状の「不満」vs.これからの「不安」のシーソーゲームなのです。

現在に「不満」があろうと基本的に「今の自分」でいたほうが楽であり安心するでしょう。

だから、「変わろう」と決心はしてもなかなか新しい自分に変われないのです。

「自分を変える」には、このホメオスタシスを乗り越えるだけの強い意思力が必要となります。

スポンサーリンク

まとめ

人が変われない理由はホメオスタシスの機能によるためであることを見てきました。

ホメオスタシスとは、良くも悪くも「現状維持をする機能」であり身体、脳、心いずれにも作用します。

そして「自分を変える」ときには現状維持のために「不安」が生じます。

「変わる」ためにはその不安、ホメオスタシスを乗り越えるに足りる意思力(勇気や覚悟とでもいうべき)が必要となるのです。

しかし逆に考えると、強い意思があれば「人は変わる」ことができるということになります。

次記事ではホメオスタシスを乗り越える意思力を育てる考え方を紹介します。

コメント

タイトルとURLをコピーしました