「本気で自分を変えたい」はたった1つの行動から実現し始める【原因論を捨てる】

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「本気で自分を変えたい!」と思いはするものの、「どうすればいいのかわからない」ということはよくあることです。

さらには「変わりたい」と思っていても、現実の自分は意思が弱く「なかなか変われない」ということに、苛立ちや劣等感を感じることもあるでしょう。

このようなことが積み重なると「自分は変われないんじゃないか…」と思う方もいると思います。

ですが、大丈夫です。

①「変われないこと」にはちゃんとした理由があります
②「自分を変える」方法はたった1つの行動から始まります

それぞれの結論は

①ホメオスタシス(恒常性維機能)という本能が「変われない」の原因です。
②過去の出来事を「できない理由」にするような「原因論」を捨てることが、「自分を変える」ことの始めの一歩です。

本記事では、「ホメオスタシス」「原因論と目的論」についてそれぞれまとめました。

あなたの「本気で自分を変えたい」という思いの助けになれれば幸いです!

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「自分を変える」のが難しい理由

ホメオスタシス(恒常性維機能)

「変わろう」と考えても、なかなか「自分を変える」ことが難しいのには理由があります。それは人や生物の脳の機能にあります。

だから、「変われない」自分を卑下することはありません。

 

専門用語ではホメオスタシス(恒常性維機能)というものが、生物の脳には備わっています。これは、「現在の状態を一定に保とうとする」脳の機能です。

具体的な例としては、「体温調節」や「免疫力」です。

外の暑さや寒さに応じて体温調節をして、生命活動を維持する
外部から体内に侵入したウィルスや菌を排除しようと免疫細胞が働く

どちらも健康な状態を維持するために、外部の影響(変化させる力)に対して抵抗力を発揮しています。

 

また、私たちの身近な活動にもこのホメオスタシスが働いていることがあります。

具体的な例としては、「ダイエット」や「三日坊主」が挙げられます。

痩せようとしているのになかなか体重が減らない・一時的に痩せたが再び体重が戻る
目標を立てて、新しい習慣や習い事・勉強を始めるも、ちょっとしたことで止めてしまう

これらも元々の体重を維持しようとする働き、目標を立てる前の生活習慣や精神を維持しようとホメオスタシスが働いていると言えます。

 

ホメオスタシスは生命活動の維持のみ機能するわけではありません。もっと身近な生活習慣や精神状態までも維持しようと働きます。

つまり、あなたにとって「プラスのこと」「マイナスのこと」にかかわらず、現状を変えるような出来事やあなたの意思に本能として抵抗力を発揮します。

 

「変わる」ということは、この生物の本能である「ホメオスタシス」と闘わないと行けないのです。

そのためには、大きなエネルギー(意思力や行動力、目標)が必要になります。

「不安」がホメオスタシスとして働く

あなたが「自分を変えたい」と思ったのには理由があるはずです。

理由は人それぞれではありますが、共通していることは「現状に不満がある」ということです。

この「不満」こそが大きなエネルギー(意思力や行動力、目標)の材料となります。

 

それでは「自分を変えたい」という事に対するホメオスタシス、つまり抵抗力はいったいなんでしょうか?答えは、「将来の不安」「そのままでいる安心感」です。

これは、新しく変わったからといって人生が好転する保証がないという事実から生じる不安です。

あるいは、今のままでいることが楽で心地よいという事実からくる安心感です。

 

具体的な材料は以下のように挙げられます。

現在の自分の考え方、キャリアパス、人間関係等から外れるため、未来の自分が予測できない
周りの人から変わった自分を否定されるかもしれない
このままの方でいる方が苦痛や辛い思いをせずにすむ気がする
今までの楽しい時間(趣味や娯楽)を犠牲にするのが怖い、嫌だ

「自分を変える」と言うことには、多くの「不安」との戦いなのです。

 

「現状の不満」と「未来の不安+このままの安心感」を秤にかけたとき、どちらが勝つかによって結果も変わります。

基本的に、現在に不満を抱こうと「今の自分」でいたほうが心地よいのです。変わるよりも「楽」であり「安心感」があるので。

だからこそ、ちょっとした「自分を変える」の決心では自分を変えられないのです。

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「自分を変える」意思を貫く考え方

そして、「変われない理由」を環境や時間、他人などの責任して「やっぱり変われない」という結論をこしらえて諦めてしまうのが、よくあるケースです。

こうなると「自分を変える」ことはできなくなります。

 

しかし、実はこの「変われない理由を探す」考え方を改めることができれば、「自分を変える」ことに繋がります。

なぜなら、この考え方が根本にあるからこそ「将来の不安」「今のままの安心感」の誘惑に負けて挫折しまうからです。

「なにかに責任転換する」考え方は原因や理由ばかりに注意を払うため、意思を貫く力がありません。

「自分を変える」ために必要な考え方は「ひたむきに目的に目を向ける」考え方です。

この2つの考え方をアドラー心理学では「原因論」と「目的論」と呼びます。

原因論と目的論

原因論とは「過去の出来事が原因で、現在の状態にある」という考え方です。

つまり、「過去にAだったから現在はBである」「昔からCであれば、今ごろDだったのに」という思考タイプです。

具体的な例を挙げると

人を信頼できない人「昔に友人に嘘をつかれたから、今でも人を信用することが出来ない」「私が人を信頼できないのは、あいつのせいだ!」
今の境遇に不満がある人「子どもの頃にもっと勉強していれば、今ごろ安定した企業に就職していたはずだ」「なんで、子供の頃に努力しなかったのだろう!」

一方で、目的論とは「何らかの目的がある上で現在の状態を作り上げている」という考え方です。

つまり、「Aという目的があるから現在はBである」「Dを実現したいから、今からCを頑張ろう」という思考パターンです。

 

具体的な例を挙げると

人を信頼できない人は「自分はあまり人と関わりたくないから、他人を信頼しないと決めている」ということを無意識的に抱いている。→意識に気づき、意識を変えれば解決できる
今の境遇に不満がある人は「充実した生活や仕事をしたから、自分のスキルを挙げるために今から〇〇を頑張って勉強しよう」と考えれば、変えることができる。

原因論と目的論の最も異なる部分は「過去と現在の因果関係の捉え方」です。

つまり、「現在の自分の状態を過去へ責任逃れする」後ろ向きの考え方「現在の状態の目的を分析し、これからの目的を見つける」前向きな考え方か、ということです。

原因論では「変われない」

原因論の考え方のままでは、残念ながら「自分を変える」ことはできないでしょう。

以下、2つの思考が「変わること」の邪魔をします。

過去に逃げる思考

原因論では現在の状態には、必ず過去に原因があると考えます。過去と現在には必ず因果関係があるという考えです。

普通のことにも思えますが、この考えは現在の状態の「責任」を過去に転嫁することにもなるのです。

過去の出来事・やったこと・やらなかったことを言い訳にして、「現在の状態はしかたがない」という思考のもとになります。

現在の状態をどうにかしようと考えるのではなく、過去に原因を求める思考では何も変えることはできません。原因を見つけて終わりです。

可能性に逃げる思考

原因論を持つと陥るもう一つの思考は、「もしも~だったら」という可能性に逃避する考え方です。

もしも昔から〇〇をやっていれば
時間さえあれば
環境が整っていれば
もっと若かったら

「自分を変えたい」けど失敗するのが怖かったり、納得いかない現状に目を向けたくない現実逃避的な思考回路です。

残念ながら「もしも~だったら」と考えるだけではそれは言い訳にしかならないのです。何も変わらないし、何も変えられない。

 

「できない理由」「やらない理由」ばかりを探しても何も解決はしません。

原因論は捨てるべきです。

目的論で「人は変われる」

目的論を持つことで、「人は変われる」きっかけを得ることができます。

目的を現在から見つけ出し、「自分を変える」ことに対して努力ができるようになるからです。非常に前向きな考え方です。

現在に生きる思考

目的論では何らかの目的の上で現在の状態にあると考えます。つまり、過去の出来事と現在の状態に必ずしも因果関係はない考え方です。

 

現在の目的に目を向けてものごとを捉えます。「過去に何があった」ではなく、「現在それをそう解釈するか」を重視します。

自分の目的に沿って、過去の出来事を現在の自分が「どのように意味づけるか」ということになります。

 

過去自体を変えることはできませんが、過去についての解釈を変えることは可能です。

さらに、これからを変えることは自分の目的の在り方しだいということが分かります。

自分の過去がどうであれ、「現在の自分がどうなりたいか(目的は何か)」+「それを達成するためにどうすれば良いか」に注目する考え方です。

これからを決めるのは今の自分、過去じゃない

原因論では、過去へ責任転嫁して終わり。ですが、

目的論では、現状の自分の目的を発見する。だけではなく、いまの自分が「どのように変わりたいのか」という目的を設定する出発点にもなるのです。

原因論で考えることを目的論では以下のように考えることができます。

もしも昔から〇〇をやっていれば今ごろ…→自分はこうなりたい。今の自分には何ができるだろうか
時間さえあれば…→時間を捻出するにはどうすればいいか。テレビを見る時間を減らしてみよう。
環境さえよければ…→環境のせいにはしていないか?この環境から抜け出すために〇〇しよう。
もっと若い頃から始めていれば…→本当に年齢は関係があるのか?今から挑戦するなら何をするべきか。

言い訳止まりの原因論に対して、目的論はこれからについて目を向けることができます。

現在の目的や課題を「どうすれば達成できるか」「どうすれば解決できるか」を考えることで「人は変われる」ようになります。

 

過去の出来事に目を向けて「どうして変われないのか」ではなく

現在の目的に目を向けて「どうすれば変われるのか」を考えて行動を起こすことが大切です。

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